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議案等の詳細情報

議員提出議案第4号 蕨市議会議員の議員報酬の臨時特例に関する条例

提出日
令和2年9月28日
議案番号
議員提出議案第4号
議決年月日
令和2年9月28日
議決結果
否決

提案理由

 議員提出議案第4号「蕨市議会議員の議員報酬の臨時特例に関する条例」について、提案理由の説明を行います。
 現在、新型コロナウイルス感染症は、感染拡大の傾向はやや落ち着きを取り戻したものの、経済不況の本番はこれからであり、所得・収入の減少した多くの蕨市民の生活には、深刻な影響が及んでおります。
 蕨市議会議員は市民から負託を受けた代表であり、だからこそ市民と気持ちをひとつにすることは至極当然であります。国会におきましても、議員歳費を今年の5月から1年間、2割削減することで与野党が合意し、また、全国の各地方議会においても、議員報酬等を期間を設けて削減する条例案の提出・可決の動きが広がっております。大野埼玉県知事も、今月24日の埼玉県議会9月定例会初日において、現下の厳しい社会経済情勢に鑑み、知事等の給与を減額する特例を定める第100号議案の提出に至りました。先日の記者会見においては、「厳しい財政状況の中でも感染症対策に全面的に取り組んでいる姿勢を示す」「人事委員会が県庁の一般職の職員給与を減額する方向の勧告を出すかもしれない」との説明の上で「勧告前に特別職はきちんとした姿勢を示さないといけない」と述べられました。
 本市においては、現段階において、市長・特別職の給与を下げる条例案の提出の動きは見えない一方で、人事院による今年の民間企業調査は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、民間企業の月給に関する調査日程が大幅に遅れ、例年より約3カ月遅れの8月に開始となりました。このことから、今年の国家公務員への勧告時期が10月以降にずれ込むという、異例の事態になっており、地方公務員の給与改定に関する自治体の動きにも、遅れが出ることが予想されております。
 こういった状況下であるならば、二元代表制の一翼を担う我が議会こそが、率先して、蕨市民の皆様の痛みを分かちあうべく、気持ちを共にしていくという姿勢を示すということは、極めて重要であると考えます。また、コロナ対策に充当できる財源を市議会の意思として、一日も早く捻出し、今後、市民の暮らしや年初から大幅に落ち込んでいる地域経済を尚一層支えていく事も必要であります。
 また、本条例案は、先で予想される人事院勧告による給与の改定とは無関係で、それとは切り離し、全く別で、新型コロナ感染症対策の推進に充当すべきであるという趣旨から、期間を今年の10月から12月までの3カ月間としたものであります。よって、仮に、人事院勧告を鑑みた議員報酬又は期末手当などの削減案が、もし先で提出された場合、それを否定するものでは、全くありません。
 現在、民間においては、雇用情勢も含めて、さらに一段と情勢が厳しくなっている中、市民と気持ちをひとつにし、一丸となってこの危機を乗り越えていかねばなりません。我々の会派は、今年6月の定例会の最中からずっと、この議員報酬削減の議員提出議案へのご賛同を他の会派の皆様にお願いして参りました。そして、今9月定例会にて、提出に至りました。この提出議案は、パフォーマンスでも何でもなく、迅速に、議員として、少しでも結果を出していくんだという姿勢そのものであり、それは議員に求められている重要な資質の一つであり、議会に今この時期にこそ求められている役割であると、私は確信しております。
 本条例案の減額内容は、令和2年10月1日から12月31日までの3カ月間、議員報酬の10%を減額するもので、これによる市財政への影響額は合計226万8,000円となります。
 この額で十分かどうか。それは、市民の皆様がご判断いただくことになるかと思います。しかし、一つ言えるのは、この議案がもし否決されれば、今9月定例会において市議会の意思として、議員提出議案として、捻出できる財源はゼロとなってしまいます。私は、今やれることは、今やるべきだという考えであります。
 議員各位の皆様におかれましては、各会派のご都合もおありかと存じますが、ゼロか百かでご判断されるのではなく、今一度、市民の皆様の気持ちに寄り添っていただき、ぜひともこの議案へのご賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明を終わります。

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