議員提出議案第1号
カルデロンのり子さん一家の在留特別許可を求める意見書
2月13日に東京入国管理局は、強制退去処分を受け一時滞在の仮放免期限を迎えた蕨市在住のカルデロンのり子さんとその両親であるアランさん、サラさんの一家に対して、三人そろっての在留特別許可は認めないこと、のり子さんだけなら在留特別許可を認めることができるとの意向であること、を家族に伝えられたとの報道がされた。更に東京入国管理局は、一家の仮放免期限は3月9日まで延長するものの、これ以降の延長は認めないこと、9日までに帰国日を決定しなければ強制手続きに入る意向であることも併せて伝えられた。
しかし、蕨市立第一中学校に在学するカルデロンのり子さん(13歳)は、日本で生まれ、日本の学校教育を受けてきたため、母国フィリピンに帰国しても母国語を話すことはできない。そのため帰国すれば、教育面や、人間として成長途上にある13歳の子どもの正常な発達の面からも、著しい困難と障害を伴うことが想定される。
そうした事情の下、現在、カルデロンのり子さんと両親に在留特別許可を認め、のり子さんが日本で今の友達と学び続けられるようにしてほしいとする署名は、蕨市内を中心に大きく広がり、2月13日現在で18,405名になっていると伝えられている。
蕨市議会は、東京入国管理局の決定、並びに確定した判決は十分に重いものと認識しつつも、前述の状況を踏まえて、現在蕨市内で学ぶのり子さんの成長と学習を保障する見地から、カルデロンのり子さんと両親に在留特別許可を認めるよう求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成21年3月3日
蕨市議会議長 岡田栄次