第3号
介護労働者の待遇改善を求める意見書
介護労働者は、人間の尊厳に値する崇高な仕事をしているにもかかわらず、低賃金、長時間重労働などその劣悪な労働環境から離職率も高く、待遇改善が待ったなしの課題となっている。早朝から深夜までの重労働の上、人手不足で疲れても休暇も取れない。こうした厳しい現実に直面して、このままでは生活できない、将来の希望が持てないと耐え切れず退職していくケースが多発している。
今後、団塊世代の高齢化などにより、少なくとも今後10年間で、40万人から60万人もの介護職員の確保が必要とされているが、介護に携わる人たちがいなくなれば、介護保険制度も立ち行かなくなり、まさに介護保険制度の根幹を揺るがす問題である。
介護に携わる人たちが誇りと自信を持って仕事できるよう、また、安心して暮らせるよう、政府においても以下の点について特段の取り組みを行い、労働条件や福利厚生の向上に全力を挙げるよう、強く要望する。
1、介護事業者がキャリアと能力に見合った適切な給料体系が構築できるよう、介護報酬のあり方を見直し、次期介護報酬改定で適切に措置すること。
2、小規模事業所などにおける職場定着のための取り組み支援や労働時間短縮のための負担軽減策、さらには、事業者の労働条件等労働環境に関する情報開示など、介護労働者の待遇改善のための総合的な取り組みを進めること。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
平成20年3月21日
蕨市議会議長 岡田栄次